陰陽師の占いの方法とは?伝統的な陰陽道にせまる!

呪いをかけたり妖怪を退治したりするイメージが先行しがちな陰陽師ですが、本来の役割は現代の国家公務員にあたる位置づけ。

平安時代(西暦790年あたり)には政治を支える重要なポジションを任せられ、その発端は飛鳥時代(西暦670年あたり)にまでさかのぼると言われています。

陰陽師は国の役人?


当時の陰陽師を一言で表すなら、“相談役”兼“アドバイザー”的な存在。地位の高い人たちの相談を聞き、解決策を助言することで障害や災いを取り払う役目を担っていました。

三国志でいえば諸葛孔明、日本なら安倍晴明が有名ですね。

そもそも陰陽師は占い師や術師という立場ではなく国の役人として仕えており、現代における文部科学省と気象庁の中間に位置するポジションでした。

天文学や自然観測、カレンダーの作成や時刻の設定など、はじめは科学的な分野を担当していましたが、次第に風水やお祓いなどの役割も濃くなっていきます。

陰陽師が扱う陰陽道は、天文学を応用した高度な風水と占星術、災いや厄を払う祈祷といった特殊な能力が特徴的ですが、なかでも陰陽道に欠かせない能力が陰陽五行説。

陰陽五行説とは?

自然のすべてを陰(いん)と陽(よう)にわけ、太陽は陽・月は陰、奇数が陽・偶数が陰、表が陽・裏が陰となり、こうした考え方を陰陽思想と言います。

そこに、木、火、土、金、水の5つの要素(五行)を照らし合わせ、相性の良さや悪さを鑑定しながら災いを払い、吉をまねき入れるのが陰陽五行説の基本です。

相性が良い組み合わせを「相生」と言い、相性が悪組み合わせを「相剋」その効果が強くなる「比和」に分類され、相生が比和になると良いのですが、相剋が比和になるとダメ。

木→火→土→金→水というふうに循環するのが相生の良さ(=相性の良さ)と考えられていて、これが“相性”という言葉の語源になったとされています。

相生と相剋を、それぞれ線で結んでいくと五角形と星の形が浮かび上がりますが、これは陰陽師のマークとしても有名。京都の晴明神社に行くと、よく見かけますよね。



そのほかにも、季節や方角、干支や色、体の臓器など様々な要素も五行に当てはめられ、自然界の全てを基準とした考え方が陰陽道というわけです。

・五行・・・木 火 土 金 水
・季節・・・春 夏 土用 秋 冬
・方角・・・東 南 中央 西 北
・色 ・・・青 赤 黄 白 黒
・時間・・・朝 昼 午後 夕 夜
・臓器・・・肝臓 心臓 脾臓 肺臓 腎臓
・五官・・・目 舌 口 鼻 耳


そうした根拠に基づき災いや厄を取り払い、安全や幸福を引き寄せるために古く1000年以上前から陰陽師の能力が役立てられてきました。

現代では恋愛成就や交通安全の祈願などにも陰陽道が用いられていますし、陰陽師の占いや祈祷のパワーを借りて成功を祈願する人も多いんですよ。

ぜひ、あなたも陰陽師のパワーを実際に体感してみてはいかがでしょうか。