酒好きは糖尿病一直線?!糖尿病にならずに上手に酒とつきあう方法

糖尿病が厄介と言われる理由は、様々な合併症を引き起こす“種”になるからです。糖尿病が発端となり、がんや脳卒中などリスクの高い病気につながるケースは珍しくありません。

合併症を起こせば体内の臓器に悪い影響を及ぼし、脳や心臓、神経や血管にも障害を与え、動脈硬化が原因で心不全や脳梗塞などのリスクが高まります。

<糖尿病が引き起こす主な合併症>
●脳・・・動脈硬化、脳梗塞、脳溢血
●心臓・・・動脈硬化、心不全、心筋梗塞
●肺・・・肺炎、肺結核
●腎臓・・・腎症、腎不全
●目・・・網膜症、白内障、緑内障
●皮膚・・・感染症、皮膚症
●神経・・・末梢神経障害
●性器・・・勃起不全(ED)膀胱炎、尿路感染症
参考:こんな症状がでたら注意?糖尿病になりやすい人の特徴と原因

そもそも糖尿病とは?


ポイント1 糖尿病は体型に関係なく発症する
ポイント2 ブドウ糖が血液の中で留まり、血糖値が高くなる病気
ポイント3 糖尿病の原因は、乱れた生活習慣が原因の場合が多い

運動不足やストレスの蓄積、バランスの悪い食事や血行不良、喫煙や睡眠不足など不健康な習慣が糖尿病のエサとなり、もっとも危険な状態がメタボリックシンドロームです。

痩せていても内臓脂肪が多ければ糖尿病になりやすいですし、新陳代謝が悪ければ糖質を分解できず高血糖を起こします。

内臓のまわりに脂肪がつくことをメタボと言いますが、それだけではありません。血圧が高い、血糖値が高い、体内に脂質が多い、そのいずれか2つを併せ持つ症状がメタボです。

メタボが原因で糖尿病になると高血圧や高血糖が血液に障害を及ぼし、やがて動脈硬化を起こせば心不全や脳梗塞などの“引き金”になっていまいます。
参考:こんな症状がでたら注意?糖尿病になりやすい人の特徴と原因

糖尿病と飲酒(アルコール)


高血糖にならないために体の中で膵臓(すいぞう)が「インスリン」というホルモンを分泌しますが、この働きが弱まると高血糖を起こし糖尿病を発症しやすくなります。

過剰なアルコール摂取は膵臓を破壊する原因になり、さらにアルコールには多量の糖質も含まれているので糖尿病にとって好都合なことばかりなのです。

それだけではありません。お酒を飲むことで悪条件が揃ってしまい、糖尿病のリスクを高める環境が出来上がってしまうんですね。

たとえば、お酒を飲むと味の濃い食べ物や脂っこい食べ物が欲しくなりますが、まさしくこれは糖尿病のリスクを高める悪条件と言えます。

塩分の摂り過ぎや、高カロリーなおつまみで糖質の摂り過ぎが考えられ、血圧の上昇、中性脂肪の増加(高脂血症)といった厄介な原因をつくりだすわけです。

中性脂肪が高くなると動脈硬化など血管の働きを妨げるもととなり、最悪のケースでは心筋梗塞や脳梗塞など突発性の重症をまねくおそれもあります。

酒飲みでも糖尿病を防ぐ方法は?


言うまでもありませんが、糖尿病のリスクを高めないためには禁酒することがベスト。しかし、お酒を楽しみたいという人もいるでしょうし、絶対にダメと言えないのが本音。

酒飲みでも糖尿病を防ぐためにできることは、ずばり飲み過ぎないこと。当たり前のことじゃないか、と思うでしょうが誘惑に負けて飲み過ぎてしまう人がほとんどです。

お酒にも糖質が含まれていると言いましたが、糖尿病のリスクを抑えるためには「糖質を含まない酒」を選んで飲むことも予防法の一つと言えるでしょう。

また、お酒と一緒に食べる食事やおつまみにも気を配る必要があります。なるべく脂っこい食べ物や塩分の取り過ぎには注意し、低カロリーで栄養を含んだ食材を食べることが大切。

酒飲みは糖尿病になりやすいと言われますが、お酒と上手に付き合って日々の健康管理を怠らなければ、糖尿病を予防することも非現実的な話ではありません。

しっかりとコンディションを整えて、くれぐれもお酒の飲み過ぎが原因で糖尿病を発症してしまわぬよう、毎日の健康管理を心がけたいところですね。

<糖質を多く含むアルコール飲料>
ビール・・・カロリーゼロの発泡酒に切り替える
日本酒・・・原料の米が糖質そのものなので高カロリー
梅酒、果実酒・・・原料に多くの砂糖が使われている
ワイン・・・スパークリングワインも同じ
甘いカクテル・・・ほとんどのリキュールは原料に多量の砂糖が使われている
サワー(酎ハイ)・・・シロップやリキュールは糖質が多い

<糖質を抑えたアルコール飲料>
●焼酎・ジン・ウォッカ・ウイスキー・ブランデー・ウイスキーなど
これらは、割る原料(お湯割り・水割り・緑茶割り・炭酸割りなどOK)に注意すれば低糖質でお酒を楽しむことが可能。ただし、飲み過ぎは肝臓を傷める原因になるので要注意。
●糖質を加えないサワーや糖質ゼロの発泡酒
●辛口の白ワインも糖質が抑えられているので適量ならOK